鹿児島県で2番目に古いと言われている石橋を見に行ってきました。
場所は姶良市上名にある『黒島神社』の境内です。
住所:〒899-5542 鹿児島県姶良市上名585
姶良市からだと、山田の凱旋門辺りから県道40号(伊集院蒲生溝辺線)を溝辺方面に進んで行くと、道路左に左折の看板があります。道が狭いので気を付けてください。途中の案山子もなかなか趣があります。
(Google マップのナビだと間違えないかと思います。)
威厳のある鳥居の先には広場があります。
昔は沢山の子供たちが遊んでいたのかもしれませんね。
境内を進むと、黒島神社の史跡概要が立っています。
なんと、古いのは石橋だけではありませんでした!
石灯籠は享保三年(1718年)、供養塔は文化十一年(1814年)に寄進されており、
神社の近くの田の神祠は享保十七年(1732年)に祭られたそうです。
すごい歴史ですね!!
そして、お目当ての石橋『黒島神社石橋』天明四年(1784年)がこちらです。
日本では古来から古い物には魂が宿ると言われていますが、それを納得させられるくらい凄いオーラを感じます。
なんか自分みたいな者が土足で踏むのも申し訳なく感じてしまいます。
川に下りて撮影してみました。凄い!語彙能力の無さに呆れますが、凄いとしか言えません!
川の両サイドに野積みされた石垣にも歴史を感じます。これだけでも大変な労力を費やしたんだと思います。
橋を渡って階段を上ると拝殿があります。
御祭神は多祇留姫・多祇津姫・大名持命・応神天皇・神功皇后を祀っているそうです。
黒島神社の由緒:
和同元年(708年)に社殿を山頂に創建。宝永六年(1709年)の山津波のため村人達が山腹に再び社殿を、山麓に拝殿を造営。以来二百有余年の歳月を経て朽廃がひどくなったので、大正二年(1913年)に現在地に社殿を建立。平成二十八年に遷宮記念事業として屋根瓦の葺き替えを含む大修繕がなされたそうです。
史跡:黒島神社石橋(姶良市指定有形文化財)
・長さ6.1m,幅員2.86m,アーチ要石高さ2.5m,
・姶良市指定文化財です。
・天明四年(1784年)6月25日架設
・工法はアーチ式ではなく、逆V字状に積み上げ、上部の三段のみ断面台形とし、頂部には大きな要石を据える。
(これは石橋技術の系譜上、貴重な意味があるそうです。)
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今回、初めて行った「黒島神社」は規模こそ小さいながらも田園風景の中に佇む歴史を感じさせる立派な神社でした。さらには物凄い石橋も見ることができて大満足!是非また行きたいと思います。
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